なぜ株式ではなく日経225先物取引なのかというお話

mido

日経225先物取引をする理由の一つが、全体的な動向を見ながら取引ができることです。株式の個別銘柄を取引するためには、その企業についての分析をしなければなりません。業績が優れているのかどうかを判断することは必要でしょうし、将来のビジョンについて把握することも必要となります。このような分析をきちんとしたとしても、外部要因によって株価が変動する可能性を否定することはできません。

外部要因による株価変動

例えば、為替レートは非常に大きな影響を与える要因の一つです。企業の業績や将来の見通しが優れていたとしても、輸出企業なら円高になると株価は下落します。ですから、個別の分析だけで利益を確定させていくのはなかなか難しいことだと言えるでしょう。ほかにも経済政策や金融政策も大きく影響します。

例えば政府が有効な景気対策を打ち出すと、それによって全面高になることがあります。金融政策も同じように功を奏することがあって、日銀が異次元緩和を打ち出してそれを実行したときには、業績とは関係なく期待から株式が買われました。

このように、株価は企業の業績や見通しだけではなく、外部要因によって大きく変化するという点に注意しなければなりません。それぞれの個別の要因を分析するとともに外部要因も分析しなければならないのですから、個別銘柄の取引をするためには情報や分析力の負担は非常に大きいと言えるでしょう。

株式に比べ外部要因の影響を受けやすい

日経225先物取引は日経平均株価を取引対象としています。日経平均株価を構成する銘柄は日本を代表する225銘柄です。225の銘柄があると言うことは、それぞれの個別銘柄の影響は小さくなります。影響力が単純に225分の1になるわけではなく、それぞれで寄与度は異なりますが、個別銘柄の取引をするよりもそれぞれの影響力は小さいと言えるでしょう。つまり、外部要因の影響力が強くなるのです。

実際のところ、日経平均株価は経済対策や金融政策の影響を非常に大きく受けます。
これはほかの株価指数についても言えることなのですが、外部要因の影響がかなり強くなります。

個別の株式と日経225先物取引という指数

個別銘柄の取引をするときには、個別の要因を分析するとともに外部要因を分析することが必要となりますが、日経225先物取引の場合には外部要因を分析しておけば良いという意味で、情報分析に対する負担は小さくなります。このようなことを考えれば、情報力や分析力があまり優れていない投資家に適したものだと考えられます。

レバレッジによるメリット

それとともに、レバレッジをかけられるというメリットがあります。
レバレッジをかけることによって、自己資金よりも大きな取引ができるというメリットがあります。個人投資家にとって、投資するための資金を確保することが難しいケースもあるのではないでしょうか。

株価が上昇すると分かっていても、投資する資金が少ないと、チャンスを逃すことになる可能性もあります。大きな利益を得ようと思えば大きな取引をする必要があります。レバレッジをかければ、少額の資金で大きな取引ができますから、チャンスを最大限に生かすことができるでしょう。

まとめ

なぜ株式ではなく日経225先物取引なのかという問いに対する答えは、このようにいろいろなメリットがあるからです。
ただ、メリットだけではなくて、デメリットもあるという点に注意が必要です。詳しくは解説しませんが、株式を取引した方が良いケースもあります。

要は使い分けが大事だと言うことです。景気対策や金融政策があまり行われていないときには、個別の株式を取引した方が利益を得やすいケースもありますが、現在のように景気対策や金融政策の影響が非常に強い相場であれば、日経225先物取引の方が利益を得やすいと考えられます。